更紗 さらさ 木綿地に異国風の模様を染め出したもの。室町時代から伝わった技術だが,江戸時代には多様化しほほ定着した。直接描く描き更紗,版で印刷する木版更紗や銅版更紗などがある。
サムネール Thumb Nail もともとは英語で「親指のつめ」「ごく小さいもの」の意。デザインで使用される場合は,鉛筆などで描かれた簡単なラフスケッチのこと,アイデアを定着し,展開していくための小さなメモのようなものの...
錯視 さくし 「美術資料」p.62,69 目の錯覚のことで,対象となる実際の色彩や形態が,ある特殊な状況のもとで,それとは違って視覚的に知覚される現象のことを錯視という。錯視の主なものに,幾何学的錯視,図と地や遠近などの...
細密描写 さいみつびょうしゃ 細筆,鉛筆,ペン,銅版画など細い線を使って細密に描くもの。淡彩を施すこともある。
彩度 さいど Chroma 「美術資料」p.4-6 色の鮮やかさの度合い,無彩色(白,灰色,黒)を彩度0とし,有色度が高まるにつれて高彩度としている。各色相の最も彩度の高いものは純色と呼ぶ。
壁画 へきが 室内装飾として壁に描いた絵。 写真:アジャンタ壁画・シーギリヤ壁画模本アジャンタヘキガ・シーギリヤヘキガモホン所蔵:京都国立博物館出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/...
土器 どき 釉薬を用いない素焼きの器の総称。縄文式,弥生式,祝部式など古くからつくられている。焼成温度は600~800℃くらい。多孔質で吸水性がある。 写真:火焰型土器かえんがたどき所蔵:東京国立博物館出典:ColBas...
テラコッタ Terra Cotta(伊) 原語はイタリア語の「焼いた土」の意味。粘土を素焼きにしたもので,赤褐色や淡黄色のものが多い。起源は石器時代かそれにつぐ時代で,世界各国の古代遺跡から多く発掘されており,ギリシャの...
鳥瞰図 ちょうかんず 高いところから見下ろしたように描かれる図や絵のこと。 写真:アジア図および都市・民族図 あじあずおよびとし・みんぞくず所蔵:九州国立博物館出典:ColBase(https://colbase.nic...
石版画 せきはんが 無結晶石灰岩の表面を平滑に磨き,その上に石版用のクレヨンやニスで作画し上からアラビア糊を塗って製版する。版は平らでインクの排水性を利用したもので,一般にはリトグラフと呼ばれている。現在は石の代わりに亜...