陶器

陶器 とうき 陶土と呼ばれる粘土を成形し、窯で焼いたもの。磁器とは違い石英などの鉱物が含まれていないため、比較的低い温度(800〜1250℃)で焼成される。透明感はなくざらざらとした質感。→陶磁器(↔磁器)

天然染料

天然染料 てんねんせんりょう 動植物やそれに由来するものから採取した染料。元来染料といえばこれらであったが、合成染料(化学染料)の登場により、両者を区別するために生じた呼称。植物染料は植物から色素を抽出したもの。→藍 (...

染物

染物 そめもの 「美術資料」p.92 染料を用いて染色された布。染めた糸を織り上げる「織物」に対して、織られて布状になったものを後から染めたものをさす。絞り染、型染め、ろうけつ染などの技法がある。→合成染料、天然染料 (...

染料

染料 せんりょう 「美術資料」p.92 着色に用いる有色の粉末のうち、水や油に溶けるものの総称。溶媒に溶ける性質から、繊維などをムラなく染色できる。繊維の素材ごとに使用される染料も変化する。→天然染料、合成染料(↔顔料)

漆工

漆工 しっこう 漆を木や紙などでできた素地に塗り重ねながら加飾を施す、東洋独特の伝統的技法。そうして作られたものを漆器という。加飾にも蒔絵や螺鈿など様々な種類がある。漆を表面に塗ることで器物などは格段に長持ちする。→漆

合成染料

合成染料 ごうせいせんりょう 19世紀、それまでは動植物から採取していた染料(天然染料)を、科学的に合成することができるようになり、両者を区別するためについた名称。現在使用されている染料はほとんどが合成染料である。  

磁器

磁器 じき 石英などの鉱物を含む磁土を成形し、窯で焼いたもの。含まれている鉱物を溶かすため比較的高い温度(1200〜1400℃)で焼成される。透明感があり、つるつるとした質感。→陶磁器(↔陶器)

顔料

顔料 がんりょう 「美術資料」p.16-17 着色に用いる有色の粉末のうち、水や油に溶けないものの総称。使用する際は、固着させるためのバインダーを必要とするが、近年ではすでに合成済みのものを扱うことが多い。→岩絵の具、油...

織物

織物 おりもの 糸を織ってつくられた布。染色されている場合、織られて布状になったものを後から染めた「染物」と対比して、先に糸を染めたものを指す。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の上下の組み合わせを変えることで織られた布...

漆 うるし ウルシノキの樹液を加工した、天然樹脂塗料。赤や黒など有色のものは、鉄や辰砂などの顔料を混ぜて着色したものであり、本来は茶色である。漆工などのほか、接着剤としても利用される。硬化させるのにある程度の温度と湿度が...

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