メディウム Médium(仏)媒材の意味であり、表現の手段とその材料のこと。絵の具を溶かす油や膠(にかわ)、アラビアゴム、水などを指すこともある。
明度 めいど色の三属性の一つで、明るさの度合い。その基準は、無彩色の黒から白に至る間に灰色の明度段階で示される。
明朝体 みんちょうたい明朝時代の木版書体を基準とした和文活字用の基本書体のこと。明朝体の文字のエレメントの特徴には、はね、はらい、点などは毛筆書きの特徴を生かし、横画は細く、横線の末端は三角形の突出部(うろこ)をつけ、縦...
見取り図 みとりず器物や建築のデザインにおいて、完成した時の形や状態を理解するための、説明図・スケッチのこと。
水張り みずばり水彩絵の具やポスターカラーで絵やデザインを描く場合、画用紙やケント紙が凸凹しないように、水でぬらして枠に張ること。
ミクストメディア Mixedmedia(英)一つの材料や技法でなく、さまざまな素材によって構成される作品、あるいはそれらの素材のこと。特に現代絵画においては、こうした多様な素材を相互に生かしながら新しいイメージや表現に取...
マチエール Matiere(仏)物質あるいは素材という意味のフランス語。「美しいマチエール」とは、絵の具や素材の表面の物質的効果が美的である際にいわれる。特に絵画においては、イメージと並んでその表現の極めて重要な要素であ...
蒔絵 まきえ漆工芸の加飾法の一つ。天平時代に創案され、鎌倉期に完成した。漆塗りが施された塗面に、漆で模様を描き、そこに金粉や銀粉を蒔(ま)いて付着させ、文様を描く技法。高台寺蒔絵などが著名である。
マーブリング Marbling(英)水と油の反発する性質を利用した技法。水にインクなどの色材をたらし、偶然にできる模様を紙に定着させること。大理石(マーブル)の模様のような形状となる。
本焼き ほんやき土を成形し、乾燥・素焼きを経たあとなどに、釉がけなどして高温で焼くこと。完全燃焼により、酸素の多い火炎で焼成することを酸化炎焼成、酸素を不足させて炭素の多い火炎で焼成することを還元炎焼成という。焼成後は焼...