コラージュ 

Collage(仏)ピカソやブラックが画面に印刷物・布・金属などを直接貼り込む技法を用い、これをダダやシュルレアリスムの作家が発展させ、コラージュと呼んだ。印刷物の紙を貼ることをパピエ・コレ、写真を貼り合わせることをフォ...

固有色 

こゆうしょく対象物に固有(そのものの)色。写実的絵画では、描写の際はこの固有色に忠実な再現が求められるが、印象派以後は特にこれにとらわれない表現も現れた。

小紋 

こもん染織技法のひとつ。型紙に模様を彫り、彫ったところに防染糊をおき、染色したもので,生地全体に遠目ではわからないほど細かな模様が入れられているのがその特徴。その美しさは型紙を彫る技術に大きく依存しており、京小紋、江戸小...

胡粉 

ごふん牡蠣(かき)の殻を細かく砕いてつくられる白色の顔料。日本では室町時代以降、今日まで用いられている。絵の具として朱色や墨などとの混色に使われるほか、作品の下地や上塗りにも利用されている。

骨材 

こつざい セメントと混ぜ合わせて,モルタルやコンクリート、漆喰をつくる砂や砂利のこと。骨材の色が仕上がりの色合いに影響する。フレスコ画の下地となる漆喰には西洋では砂、日本ではスサ(ツタ)と呼ばれる植物性のものが用いられる...

骨描き 

こつがき日本画の制作過程で彩色前にする線描のことをいう。日本画は線の芸術といわれるほど線描が重要視されるのでこの過程はおろそかにできない。線には一定の太さを保ち硬い調子の鉄線描や強弱や抑接をつけた肥痩線(ひそうせん)など...

ゴシック体 

ごしっくたい Gothic font, Sans-serif(英)ゴシック体は,原則として,縦画と横画の太さをほぼ同じに書く書体のことで、主にアメリカと日本で呼ばれている。本来はドイツの装飾的な書体のことをゴシック体と呼...

合板 

ごうばん薄い板(単板=べ二ア)の繊維方向を、交互に変えて奇数枚を接着剤で貼り合わせたもの。板材が相互に支えあうため、反りにくい大きな板になる。表面材質によってシナ合板やラワン合板などに区別される。特殊なものとして複数の木...

後退色 

こうたいしょく実際の位置よりも後ろに下がって見える色のことをいう。緑青、青、青紫の寒色系の色相で、明度やサイドが低い色は、ほかの色よりも奥に感じられることから、後退色と呼ばれている。

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