水墨画

すいぼくが中国や日本などのアジア地域で発達した、墨と毛筆を使って描く絵。筆を寝かせて描くことで、線だけでなく面的にも表現し、ぼかしや濃淡で表す絵画である。人物、花鳥、山水画などがある。

シンメトリー 

Symmetry(英)左右対称であること。あるいは均衡、つり合いを意味する。構図を考える際の重要な要素であるが、端正な形態を可能とする反面、動きのない硬い印象を与える。

心棒

しんぼう塑像制作(塑造)のとき粘土だけではくずれたりして形をつくりにくいので、木材や針金などで骨組みになるものをつくったのちに粘土を肉付けする。

進出色

しんしゅつしょく実際の位置よりも手前に感じられる色のことをいう。黄・橙・赤などの暖色系の色相で、明度や彩度の高い色は、他の色よりも手前に感じられる傾向があることから、進出色と呼ばれている。

シルクスクリーン

Silk-Screen(英)枠に張られたシルクの膜を版として使用する孔版の印刷技法で、セリグラフともいわれる。絵柄以外の部分にインクが通らないように目止めをし、スキージーを用いてインクを押し出すようにして刷る。製版法には...

シルエット

Silhouette(仏)光が投影してできる物体の影、あるいは輪郭の内側が黒一色の画像を指す。フランスの大蔵大臣シルエットが財政の節約のために肖像画を黒一色で描くように命令したことが語源といわれている。

焼成

しょうせい粘土でつくった成形品を完全に乾燥させてから焼いて成品にすること。焼成の温度は成品の種類や焼成の目的によってさまざまであるが、素焼きで600℃~800℃程度、陶磁器の本焼きで1200℃~1300℃程度である。

純色 

じゅんしょくプリズムによるスペクトル光(分光)に現れる単色光や12色相環の色のように、最も純度の高い色のことである。絵の具などの顔料や染料などの場合は、技術的に得られる最もあざやかな色のことをいう。

主調色

しゅちょうしょく配色計画や色彩構成において、全体の色の調子を支配している色を主調色(ドミナントカラー)という。配色では表現したい感じに基づいて、まず主調色を決めることが大切である。

習作

しゅうさく絵を実際に描き始める前に行われる予備的なデッサンやドローイングのことをいう。こうした習作によって、作者がその作品についてどのように考えていたのか、その思索の源を読み取ることができる。

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