カテゴリー: 美術用語辞典
多色木版画 たしょくもくはんが
多色木版画 たしょくもくはんが 複数の木版を彫り,複数色を重ね刷りして完成する版画である。色が刷り重ねられた部分は重色となり,色数が豊富に見えるので,版分けのときに工夫するとよい。また色ずれがおきないように「見当」をつけ...
たくほん木、石、石碑、金属器などの凹凸面に紙を当てたところに、墨を塗り、刻んである文字や模様を写し取ったもの。またその方法のこと。
だくしょく純色に灰色(自+黒)を混ぜてできた濁った感じの色のことで、清色に対して用いる用語。濁色は色立体では表面以外の内側に広く分布している。
だいりせき石灰岩であったものが熱によって変化した変成岩の一種。彫刻、モザイク壁画、工芸において重要な素材である。
多色木版画 たしょくもくはんが 複数の木版を彫り,複数色を重ね刷りして完成する版画である。色が刷り重ねられた部分は重色となり,色数が豊富に見えるので,版分けのときに工夫するとよい。また色ずれがおきないように「見当」をつけ...
たいひ(いろの)色を一色だけで見ることはほとんどなく、通常他の色との組み合わせの中で見ている。そうした場合たとえ同じ色であっても、その色の周囲の環境条件の違いによってさまざまな見え方をする。例えば明るい色と暗い色とを並べ...
そめもの染料を用いて染色された布。染めた糸を織り上げる「織物」に対して、織られて布状になったものを後から染めたものをさす。絞り染、型染め、ろうけつ染などの技法がある。
そめつけ染めて色や模様をつけること。またそのようにして染めたもの。特に藍色の模様を染めた布をいう。また陶磁器で酸化コバルト鉱を用いて藍色の模様を焼きつけたものを染め付けと呼ぶこともある。
そぞう 粘土などの力を加えると変形する材料を使って制作されたちょうこくのこと。石や木の彫像とは違い、足したり削ったりしてつくることがその特徴。そのままでは乾燥、変形など作品として扱うのは困難なので、テラコッタ、石膏、樹脂...
1834年にイギリスのウィリアム・ホーナーが発明したもの。円筒が軸を中心に回転する仕組みのもので、スリットが切り込まれた円筒の内側に一連の動きを分割した絵が描かれている。鑑賞者は円筒の外側から回転し通過していくスリットを...
せんりょう着色に用いる有色の粉末のうち、水や油に溶けるものの総称。液体に溶ける性質から、繊維などをムラなく染色できる。繊維の素材ごとに使用される染料も変化する。