接合

せつごう ものとものとをつなぎ合わせること。木材と木材を接合する際に、木端と木端を合わせることを「接ぐ(はぐ)」、木口同士を角度をもって合わせることを「組む」、材を長手に合わせることを「継ぐ」という。

石膏像  

せっこうぞうデッサン用に使用される石膏でつくられた像。主にローマ時代の有名な大理石の彫刻から型取りされたものが多い。

石膏

せっこう鉱物の硫酸カルシウムを熱すると発生する粉末に水を加えて固体化させたもの。近年は人工的な化学石膏が多く使用される。陶磁器の原型材料や彫刻用材料として使用する。

石版石 

せきばんせきリトグラフの版材であり、ドイツのバイエルン地方で産出される天然石が優れている。主成分は炭酸カルシウムであり、この表面に脂肪性の材料で描画する。

石版画(リトグラフ)

せきはんが Lithograph(英) 無結晶石灰岩の表面を平らで滑らかに磨き、その上に石版用のクレヨンやニスで作画し、上からアラビアゴム液を塗って製版する。版は平らでインクの撥水性を利用したもので、一般にはリトグラフと...

清色

せいしょく純色に白を混ぜてできた色を「明清色」といい、黒を混ぜてできた色を「暗清色」という。清色は、色立体では表面に位置しており、一般的には澄んだ感じの色彩である。

青磁

せいじ緑青色の釉薬(ゆうやく)で仕上げた陶器。少量の鉄分やクローム塩を加えて高熱の還元炎で焼いたもの。

素焼き

すやき粘土を乾燥させた後、700~800℃で焼くこと。適度な吸水性と強度が得られ、下絵付けや釉薬(ゆうやく)がけがしやすくなる。また素焼きのまま生活に利用する場合もある。

すみ 煤(すす)を膠(にかわ)で固めた黒色の色材である。この煤はマツや植物性油を燃焼させてつくる。東洋の書画に使用される。

スフマート技法

sfumato(伊)「消えてなくなる」あるいは「煙のかかったような」という意味のイタリア語。絵画における明るい部分から暗い部分までの階調の移行を、煙や霧を通じて見ているかのように描くこと。レオナルド・ダ・ヴィンチがこの技...

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