ちょうこくとう木彫に使う小刀のことで,柄の先に刃が付いているもの。刃先の形によって切り出し刀、平刀(あいすき刀)、丸刀、三角刀などの種類に分けられる。刃幅にも大小さまざまなものがある。
ちょうきん金属製の物品の表面を飾る技術のこと。たがねという専用の道具と金づちを用いることで、線的な文様も立体的なレリーフ(浮き彫り)も表現できる。また、ほかの金属をはめ込むこともあり、象嵌(ぞうがん)と呼ぶ。
ちゅうかんしょく純色に灰色(白+黒)が混ざった色のこと。清色に対して濁色ともいう。三原色と黒以外の色で、彩度が低くぼんやりしている。色立体では、表面以外の内側に広く分布している。
tableau(仏)壁画、天井画に対して区別するために板やカンヴァスに描いて持ち運びができる絵をいう。またエチュード(練習)に対して完成された絵という場合もある。
tapisserie(仏)つづら織、ゴブラン織、コプト織ともいわれる厚手の手織りでできた壁掛け。羊毛の色糸で豪華な絵や模様を織り出す。
touch(英)筆触、筆致のこと。作者の個性やそのときの心境が筆さばき、筆づかいによってそのまま画面に表されていく。また描写しようとするものの質感などを表現するために、筆毛の粗密、描く方向、速度、力の入れ方などを工夫する...
たてめ・よこめ紙の製造過程で、機械漉きの場合は漉き網の流れていく方向に紙の繊維が平行に並ぶ。これを紙の目といい、裁断した紙の縦長の方向が紙の目に平行なものを縦目(T目)、直角なものを横目(Y目)という。紙の目に平行に破る...
たしょくもくはんが一枚または複数枚の色版を彫り、重ね刷りをして完成する版画である。色が重ね刷りされた部分は重色となり、色数も豊富に見えるので、版分けのときに工夫するとよい。また色ずれがおきないように見当をつくることが大切...
たけこうげいアジア諸国に豊富に生産されるタケ類は、材質も強く、耐久性があり、日常の生活用品に多用されている。日本では茶道、華道の発展により、優れた品々が生み出されてきている。
たくほん木、石、石碑、金属器などの凹凸面に紙を当てたところに、墨を塗り、刻んである文字や模様を写し取ったもの。またその方法のこと。