フェナキストスコープ Phenokistoscope

フェナキストスコープ Phenokistoscope

1832年,プラトーがブリュッセルで発表したシネマトグラフである。作り方と原理は,①厚紙などの円板にスリット(細いすき間,溝)を切り込み,一連の運動(動き)を分割したコマ割り絵を,各スリット間に一枚づつ描く,②円盤の中央に穴をあけ,軸を通して支え棒に取り付けたものを絵の方を鏡に向けて回転させる,③見る人は円盤の裏から,向転して次々と目の前を横切るスリットを通して鏡に写った像を見る,④スリットがシャッターの働きをして次々に異なった像を網膜に送る仕組みになっている。似たような仕組みのものにゾートロープがある。

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