
Terra Cotta(伊)
原語はイタリア語の「焼いた土」の意味。粘土を700~800度で素焼きにしたもので、赤褐色や淡黄色のものが多い。起源は石器時代かそれにつぐ時代で、世界各国の古代遺跡から多く発掘されており、ギリシャのタナグラ人形は有名である。中世に一度は廃れたが、ルネサンス以降は彫刻の素材として、土のもつ素朴な味わいを生かす方法として多く用いられている。日本では「土器」「土偶」「埴輪」が代表的。
写真:テラコッタ水瓶頸部破損
所蔵:東京国立博物館
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)