タッチのいろいろ・練り消しゴムを使って描く

『美術資料』P.24(2022年度版からはP.36)

鉛筆で描いた後、練り消しゴムで消して描くこともできる。

練る前の練り消しゴム
練り消しゴム 手のひらで軽く握ったくらいの量を取り。指でよく練ってから使う。

(何度も使った後、引っ張って伸びない状態になったら、新しいものに交換する。)

●細かく消して描く
練り消しゴムを練って、先を細い形に整え、消して描く。

鉛筆で塗られた下地に、消しゴムで、線の形と点の形に白く消したあとが残っている。

●ぼかしグラデーションの表現
練り消しゴムを練って、平らな形に整え、何度も押し当てるようにして少しずつ消して描く。

鉛筆で円状に塗りつぶした下地を、右端から、手に持った練り消しゴムで消しているようす。
鉛筆で塗った円の色が、右に向かって段階的に薄くなっている。
鉛筆で描いたところをやわらかく消したり、色をぼかしたりすることができる。

●広い面を明るくする
練り消しゴムを棒の形に整え、手のひらで絵の上に転がして消す。

鉛筆で塗りつぶした二つの円のうち右の円の上に、手で練り消しゴムを転がしているようす。
鉛筆で塗った二つの円のうち、右の円が比較的薄い色になっている。
鉛筆で描いた色の明るさを調節することができる。
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