『美術資料』P.26-27(2022年度版からはP.38-39)
□用具と使い方
パレットの使い方
重色と混色
重色
重ねると濃淡が変化する。
地色によって色味が変化する。
混色
混色のコツ
□水彩画の技法
ドライブラシ
ドライブラシ:乾いた筆に、水分量が少ない絵の具をつけて描くと、かすれたタッチになる。
点描
点描:筆の穂先を使って、さまざまな色の点で描く方法。短いタッチで色を置く方法もある。
にじみ
にじみ:画面に絵の具や水をあらかじめ塗っておき、乾く前に別の色をのせてにじませる。
ぼかし
ぼかし:絵の具を塗った上に、水を含ませた筆でなぞって色をぼかす。含ませる水の量で効果は変わる。
□いろいろな描き方
紙の地色を生かす(塗り残す)
塗り残し:紙をすべて塗りつぶさず、紙の地色を生かして、絵の具で塗り残す。
紙の地色を生かす(マスキングインク)
白抜きにしたい部分をマスキングインクで描き、乾いたら絵の具を塗る。最後にインクをはがす。
たらしこみ
水分を多く含ませた筆で形を描き、乾かないうちに別の絵の具をたらす。
洗い落とし
洗い落とし:水を含ませた筆で、一度塗ったところをやさしくなでて、色を溶かしながら描く。強くこすりすぎると紙が傷むので注意する。
吸い取り
吸い取り:乾く前の絵の具を、乾いた筆やティッシュペーパーなどで吸い取ることで、模様が生まれる。
塩を使った表現
塩を使った表現:水で溶いて塗った絵の具が乾く前に塩をまく。まいた部分に模様が生まれる。